3Dプリンターで鉄道模型の製作

鉄道模型 機関車

鉄道模型製作の方法の一つに3Dプリンターを利用する方法があります。3Dは3次元を意味しており、出力が行われる時には立体の形になります。
一般的なプリンターの場合は2次元画像の出力になるので、紙にデータが印刷された形になります。

これに対して、3次元の場合は形作られたものがそのまま出力されるので、鉄道模型の製作自体はデータがあれば同じものを幾つも製作する事が可能になります。

問題は、鉄道模型のデータをどのようにして製作するのか、その流れを把握しておく事が大切です。
データの製作においては題材を決める事からスタートします。
題材を決める時には、電気機関車、客車や電車、貨物などの種類を決めると同時に、気動車にするのかモーターを取り付けない車両にするのかなど、模型の種類を決定しておきます。作りたい模型の題材が決定した後は、製作する模型の原型となる鉄道車両の情報収集を行い、設計を開始します。

尚、設計は3次元CADを利用して行う事になるので、パソコンと3次元CADソフトが必要です。
3次元CADで模型の3次元データを製作した後は、3dプリンターで出力するための変換を行えば出力機を使って鉄道模型の原型を製作出来ます。後は、塗装やパーツの取り付けなどで完成になるわけです。

モジュールレイアウトの流れ

鉄道模型 客車

モジュールレイアウトと呼ばれる言葉があります。鉄道模型のレイアウト形態の1つで、集合式レイアウトとも言います。

レールを組み込んだジオラマを1つのモジュール(1つのセッション)として、それらを連結させ作ったレイアウトです。鉄道模型のジオラマは、大きい物をイメージしますが大きくなる程、場所も必要になり完全に固定する事になります。このレイアウトの利点は、セッションごとに分解でき走行を楽しんだら片付けも可能な点です。ジオラマ自体が小規模なので、ディスプレイとしても利用できます。

鉄道模型メーカーの路線規格と合わせれば既製品の路線と組み合わせができ、レイアウトの幅が大きく拡大します。大きなジオラマは、場所の他にも時間と経費が大きく掛かります。
小さなセッションで構成されるモジュールであれば、コスト面で負担にならず好きな情景を次々と製作する事ができます。
セッションを作る流れは、駅を作り路線を敷き込みバラストを撒く事で本物感を演出します。草むらや植木を作り土や地面を再現します。そこに好きな車両を置けば完成です。

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