鉄道模型ジオラマでリアルな木を表現

ジオラマ

鉄道模型のジオラマでは、模型用の素材を利用して市街地や自然の景色を表現します。
鉄道模型でリアルな情景を表現したい場合には、田舎でも市街地でも植物が必須です。植物が配置されていないと無機質で人工的な景色になってしまうからです。街路樹や自然に生えている木を表現する場合には、植物を表現するための模型用素材を使用することができます。

ただし、樹脂製の模型用素材をそのままジオラマ上に配置しても単色で光沢感があるため、人工的な印象を受けます。模型用の素材でも少し工夫するだけで、本物そっくりの情景を再現することができます。

模型用の立木はそのまま配置することもできますが、少しだけ手を加えるだけでプロ並みのリアルな景色を再現することができます。
自然な風景を表現するために重要なポイントは、単色と光沢感を消すことです。人工的なツヤや色を消すための加工方法ですが、スプレー式の接着剤か水で薄めた接着剤を木の模型に薄く塗布しておき、緑や茶色などの模型用パウダーや植物の葉っぱをパラパラと振りかけます。パウダーを付けることで樹脂の持つ光沢感が消えて、自然に近い風景にすることができます。
単色だと人工的な印象を受けるので、数種類の色のパウダーを混ぜて振りかけるとよいでしょう。

川を作る

貨物列車

簡単に川を表現したいという場合には、木工ボンドが役立ちます。
土台に溝を掘り、紙粘土を乗せ水色になる青などの色をつけたらその上から木工ボンドを塗っていきます。筆で隅々までいきわたるように気泡が入らないように伸ばしたら、24時間乾燥させるとボンドが当面になり水のような質感が現れます。

もっとしっかり表現したいという場合には、レジンや透明エポキシ樹脂を利用していきます。2液の樹脂は計りで計量してしっかり混ぜていくことが大切です。よく混ざっていなければいつまでたっても固まらない性質があります。
2液が混ざったらレジンを流してきます。水底には砂や魚などを設置することでリアルになります。枠に隙間がないか確認しながらゆっくり気泡が入らないように注意しながら入れていきます。

エンボスヒーターなどを使うと便利ですが、ないなら爪楊枝で取り除いていきます。
レジンが固まってきたらピンセットなどを使って波を作っていきます。

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